転職の面接について、基本的なポイントをまとめます。
新卒採用と経験者採用の違い
新卒の求職者は、直前まで学生であることが多いです。
基本的に就業経験はアルバイト程度。企業側もビジネス経験を期待していません。
そのため、その人のポテンシャル(潜在能力)を見抜くことを目的に採用活動を行います。
部活動・サークル、ゼミ活動、アルバイトなどの経験談から、組織内でどのように立ち振る舞えるかを判断するわけです。
経験者採用は違います。
当然ながら、社会人になる前の事はほとんど考慮されません。
ビジネスパーソンとしてどのような経験を持っているか、どのようにふるまってどのように成功・失敗してきたのか。
積み上げてきた経験から採用するかどうかを決めていきます。
また、面接内での受け答えから、コミュニケション能力などのヒューマンスキルを判断していきます。
- 新卒採用の面接はやる気やポテンシャルをアピールする場
- 経験者採用の面接はビジネスマンとしての経験・スキルなどの資質をアピールする場
という感覚です。
いきなり面接と言われてもピンとこない人向けのアドバイス
私自身、転職活動自体が20年ぶりでしたから、いざ面接となってもどうすればいいのかピンときませんでした。
マニュアル本に面接の受け答えのアドバイスはありましたが、実際の空気感がわからないというのでしょうか。
YouTubeには面接のロールプレイング動画はいくらでも上がっていますので、参考にしてみてもいいでしょう。
ただ、そのような動画をいくら見ても「自分事」にならないと言いますか、しっくりこない部分もあると思います。
そこで私はこのように考えて面接に臨みました。
「自分自身を商品・サービスと見立てて、プレゼンテーションを行う」
文字にしてしまうとありきたりな感じがしますが、正しいスタンスだったと思っています。
- アピールが強すぎると相手は引いてしまう
- アピールが弱すぎると相手に届かない
- 一方的な伝え方では相手に響かない
- 受け身では消極的な印象を与える
これらを踏まえて、バランスよくプレゼンすればいいのです。
私はこういったことが得意だが、こういったところに課題を持っている。
こんな私でもよろしければ、ぜひ御社でお世話になりたい。
アピールしつつ出すぎない程度の表現が良いのではないかと思います。