「転職の軸を決める」
転職についての書籍やWebサイト、YouTubeなどでよく見かけるフレーズです。
転職の軸=転職で実現したいこと
というとらえ方で良いと思います。
転職理由の棚卸
転職理由を挙げだすと、不満はたくさん出てきます。
- やりたい仕事ができない(業務・マネジメント等)
- 評価が低い
- 給料が安い
- 労働環境に不満がある(残業・テレワーク・時短等)
- 会社の将来に不安がある
では、それらの不満が解決されれば満足な人生が送れるのか。
- やりたい仕事ができる
- 正当な評価を得られる
- 給料が現職より高い
- テレワーク等、希望の労働環境が得られる
- 安定企業で当面の不安はない
このような(とってもいい条件ですが)募集に応募して採用されれば満足なのか、しっかり考える必要があります。
そして、このような「棚卸し」作業は、転職開始当初の段階でないと落ち着いて行えません。
時間軸で考える
転職の軸=転職で実現したいこと
と先ほどお伝えしました。
その実現したいことの「時間軸」が大事です。
- 自分のビジネス人生をどのようにしたいのか
- そのために直近はどのような企業に進めるのか
といったことです。
誰しも、
- たくさんお金がもらえて
- 肉体的・精神的な負担が少なくて
- 面白い仕事ができる
仕事を求めるものですが、そんなものはないです。
そのため、
- サイドビジネスにも力を入れたいから、ある程度ライフバランスを考慮している企業がいい
- 将来的に独立して経営したいから、経験を得られる仕事をしておきたい
といったような、目先ではなく少し先を見据えた考え方をします。
そうすると、転職で実現したいことの優先順位を付けられます。
イケおじの転職の軸
私の転職の軸は、
「リタイアしたときにやりきったと納得できる仕事につく」
といったものでした。
その裏には、
- Webサイトに関わる以上、作って終わりではなく成果を出して感謝をされたい
- 仲間と関わってプロジェクトをやりきった満足感を得たい
- このままだとWebサイト制作の歯車でしかない
といった思いがありました。
後は現実問題として、仕事を評価されずにポジションも給料も上がらないという不満もありましたので、
- 現職以上の給料
- マネジメントができる可能性がある
といったポイントを次の軸に持っていました。
注意点があります。
面接時に「あなたの『転職の軸』はなんですか?」と聞かれることがあります。
その時に、
- サイドビジネスにも力を入れたいから、ある程度ライフバランスを考慮している企業がいい
- 将来的に独立して経営したいから、経験を得られる仕事をしておきたい
などとバカ正直に答えたらアウトです。
よっぽど優秀な人材で、腰かけ程度でもいいから入社してほしい、というレベルならありかもしれませんが、そんな人はほとんどいません。
面接で聞かれたら答えるための「転職の軸」は、各企業の志望理由と合わせて矛盾の内容に調整しましょう。